[]ペリエ

ネスレ傘下のペリエが身売りの危機 労組に人員削減要求
 100年の歴史を持つフランスの発泡性ミネラルウオーター「ペリエ」が、再び身売りの危機に直面している。ブランドを保有する食品大手、ネスレ(本社・スイス)の関連会社は15日、大幅な人員削減に応じなければペリエ部門を手放す、と労組に通告した。その場合、すんなり買い手が見つかるかどうかは不透明だ。
略 ペリエは世界有数の飲料ブランドだが、90年に米国で有害なベンゼンが検出されたことから苦境に陥り、92年にネスレ傘下に入った。ネスレは、「ボルヴィック」「エビアン」などで知られる仏ダノンとともに、ミネラルウオーターの世界市場を二分している。 朝日(09/15 20:41)

ユニクロ

ユニクロ、米進出へ 英・中で黒字化にめど、再び攻めへ
 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、カジュアル衣料の本場・米国に進出する。時期は、05年度(05年9月〜06年8月)以降の見通しだが、04年8月期が3期ぶりの増収増益となるのが確実で、英国・中国事業の黒字化にもめどがついたことから、再び攻めの経営に転じる。 略 01年に進出した英国では21店を出したが、ロンドン以外では知名度が上がらず苦戦。急速な規模拡大はやめ、都市部の収益力のある店でブランドを築く戦略に変えた。 朝日(09/16 09:16)

シティバンク在日支店、金融庁が処分へ
 金融庁は16日、シティバンク在日支店を行政処分する方針を固めた。横領事件の発生など管理体制に深刻な問題があったほか、顧客データの管理にかかわる不備もあったと判断。銀行法で認められていない証券、保険関連の業務などを手がけていたことも問題視している。組織の抜本的な見直しや責任の明確化、富裕層を相手にするプライベートバンキング部門で一部業務の停止を含む厳しい措置をとる見通しだ。
 一連の問題は金融庁が今年初めに実施したシティへの検査で発覚した。同庁は明日にも処分に踏み切る。プライベートバンキング部門の一部業務でシティは撤退を迫られる可能性が高い。 (16:00) nikkei