【PUBLICITY 】985 :ほんじょの虫干し。/新防衛計画大綱と武器輸出3原則見直し、他より

■タイトル
新防衛計画大綱 懇談会が「たたき台」海外派遣の推進盛る 武器輸出3原則見直し (朝日 7月28日 朝刊) 

■コメント
武器輸出解禁の表向きの理由は、米国のMD(ミサイル。デフ ェンス)などに日本の企業が参画するためと説明されている。 日本がMD導入を決めたとき、その予算(約1兆円)は戦車や 戦闘機や護衛艦などの正面装備費を削り、それでMD予算を補 填すると決められた。
となれば日本の防衛産業は大幅な予算削減が現実となる。

ならばなぜ武器輸出3原則の見直しなのか。 それは東南アジアや中東で日本製武器の需要を見込んでいるか らである。 そこで気になるのは、競争が厳しい国際兵器市場のなかで、日 本製の兵器が売れるかという疑問である。むろん日本製の戦車 や護衛艦は高価すぎて売り物にならない。さらに日本製は性能 や信頼性も劣る。しかしよく見ると、じつはいろいろなところ に世界で通用する日本製兵器が隠されている。

まず1番に上げられるのはメガ・フロートである。略 次に考えたのはウォーター・ジェットを装備した200トンク ラスの高速警備艇である。略 最近は民生品の新技術を従来の兵器に応用すると、古い兵器を 飛躍的にハイテク化させることができる。日本の防衛産業が狙 うのはこの部分だと思う。たとえば高性能の産業ロボットと兵 器を合体させると、想像を超える新兵器を作り出すことができ る。兵器輸出解禁の目的は絶対にMDではない。 略