ナノテク兵器

【 PUBLICITY 】 994 :「ある上院議員の死」/「武器輸出3原則見直し」と監視ネットワーク開発より

【転載】
神浦元彰(軍事アナリスト)の「J−RCOM」〜激動する世界の最新軍事情報を発信〜
http://www.kamiura.com/new.html
■タイトル
被災地の情報キャッチ 小型センサーをヘリから散布 開発に官民連携(朝日 8月15日 朝刊)

■概要
官民が07年度の実用化を目指し、ヘリから被災地に散布する小型の情報センサーを開発する。
構想では小型センサーは1〜2センチ角の大きさで、ガス濃度や温度、振動や音など複数を検知できる。またセンサーに無線機も内蔵し、周囲の小型センサーと情報をやりとりできる。

■コメント
略 これはベトナム戦場で生まれた監視センサーの民生版である。ベトナム戦争当時、米軍はベトナムの山間部や農村でサーチ・アンド・デストロイ作戦を行っていた。
サーチとは捜索、デストロイとは破壊や殲滅を意味する。少数の米兵がヘリで山間部や農村に運ばれ、サーチ・アンド・デストロイ作戦を開始する。ベトコンが潜んでいそうな場所を歩いてパトロールを開始する。略 米軍はベトコンが潜んだり、物資の輸送ルート(ホーチミン
ートなど)に空から小型センサーを大量に散布する。
このセンサーの形は木の枝、動物の糞、石ころ、葉っぱなど自然にある物に似せてある。探知するのは人(車両)の体温、足音、地面の振動、人の体臭(車の排気ガス)、話し声(車両のエンジン音)などである。 略
しかしいくら立派なものを作っても、自衛隊が使う量はしれている。そこで将来は戦場監視センサーとして輸出をしたいと武器輸出3原則の見直しを求めているのだ。略

電子タグが実現する監視社会
2004/8/24
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/2004/029.htm
<すでに氾濫しだした電子タグ
現在の社会では、財布の中に個人情報がいっぱいに詰まったICカードがあり、自分だけのものだと信じる携帯電話は個人情報を垂れ流している。そして、小さな電子タグがそこら辺中に。国家や企業が、あるいは個人が、特定の個人を監視している。エネルギーを認識装置(スキャナ)などから受ける電池のいらない極小電子タグは商品に付けられ、その移動を監視する。無くなったものは補充し、あるいは万引きされると警報するベンリなものだ。さらには、ホンモノとニセモノの区別もできる。しかし同時に、スキャナのサーチ範囲を通るだけでも、バッグやポケットの中身、身に付けている肌着までがすべて覗かれてしまう危険性もある。知られてもいいもの、悪いもの、恥ずかしいもの、ヤバイもの、すべてが管理者にはお見通しというワケだ。

http://www.atmarkit.co.jp/news/200309/11/ictag1.html
国内で活動しているICタグ関連の団体は2つある。1つは1999年に設立され、世界で100社程度が参加している米オートIDセンター。米ウォールマートやドイツのメトロ、フランスのカルフールなど小売店大手や、ジレットペプシが参加していて、流通などサプライチェーンの効率化にICタグが利用できないか、技術開発や実証実験を続けている。国内企業では、大日本印刷キヤノン三井物産凸版印刷、NTT、NTTコムウェアオムロン日本ユニシスなどが参加している。IBMサン・マイクロシステムズ、SAPなども加わっている。今年1月には慶応大学の村井純教授を代表に日本支部を開設した。低コストを考え、読み取り専用のICタグを利用していくことを計画している。

 もう1つは国内企業が中心となって開設したユビキタスIDセンター。代表は東京大学坂村健教授。200社以上が参加している。大日本印刷日本ユニシスなどのようにオートIDセンターに参加している企業も加わる。ユビキタスIDセンターの特徴は、ICタグにさまざまな機能を持たせようとしていること。読み取り専用のICタグだけでなく、読み書きができたり、プロセッサを搭載し、より高度な利用ができるICタグを開発しようとしている。利用についても流通に限定せず、ユビキタス・コンピューティングを実現するさまざまなアプリケーションを開発する考え。