音楽

裁判所の命令がふるっている

ディズニー、南アで難問 ライオン・キングの曲で
 【ニューヨーク24日共同】アニメ映画「ライオン・キング」中の曲「ライオンは寝ている」をめぐり、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー南アフリカで訴訟に直面している。
 主旋律を作曲したズールー人歌手の遺族が約160万ドル(約1億7500万円)の著作権料の支払いを求めた訴訟を起こし、プレトリアの裁判所はミッキーマウスやドナルドダックなど240種のキャラクターグッズの南アでの販売差し止めを命令、ディズニーは全面的に争う構えだ。
 米メディアなどによると、裁判所は南アでのグッズ販売を許可する条件として遺族への著作権料支払いを命じたが、ディズニー側は24日、命令の撤回を申し立てた。
 訴えているのは歌手ソロモン・リンダ氏の遺族。同氏は1962年に貧困の中で死去した。遺族は、ライオン・キングでの曲のヒットにより、ディズニーが巨額の利益を得たとして著作権料などの支払いを求めている。