米デルの8―10月期、売上高・純利益など過去最高に
 【シリコンバレー=八田亮一】パソコン世界最大手、米デルの収益拡大が続いている。11日に発表した8―10月期の純利益は、主要部品価格の下落と好調な国外販売を受けて前年同期比25%増加。最終利益のほか売上高、出荷台数、キャッシュフローなど八つの指標で過去最高を記録した。ハイテク各社の業績には頭打ち感も出ているが、同社は11―1月期も2割以上の増益を予測した。
 8―10月期の売上高は同18%増の125億200万ドル。高単価で利幅の大きいノート型パソコンの出荷が同35%増加したほか、昨年本格参入したプリンターの販売が好調だった。地域別では戦略地域と位置付ける米国外の伸びが目立った。欧州は同27%増、日本を含むアジアは同24%増だった。nikkei