ボーイング737型旅客機、米海軍の爆撃機に Chris Genna
 シアトル発――世界中の数多くの航空航路を飛び回っているボーイング737型機。その小型でずんぐりした機体を思い浮かべてほしい。次に、その737型機が両翼下にミサイルを、胴体部に爆弾倉を備えている姿を想像してほしい。
 米ボーイング社は、世界中で活躍するこの737型機(ツインジェット、単通路)をベースに、『マルチミッション・マリタイム・エアクラフト』(MMA)と呼ばれる米海軍の哨戒爆撃機を製造する準備を進めている。MMAは、対潜水艦レーダー、電気光学/赤外線カメラ、磁気探知器(MAD)といった各種のセンサーを備え、潜水艦の位置を正確に特定する。回転式の貯蔵庫からはソノブイ(自動電波発信浮標)を落下させる。 hotwired