2004年12月1日 2:00am PT殺傷能力を備えた軍用ロボット車両、イラクに配備へ(上) Noah Shachtman
 フロリダ州オーランド発―― 早ければ来年3月か4月には、新たに自動操縦式の兵器を備えた『タロン』(Talon)ロボット18台が、イラクに配備される予定だという。会場となったホテルの大広間――飛行機の格納庫ほどの広さの部屋が連なっている――で、米陸軍のサンティアゴ・トーディロス二等軍曹は、そんな言葉とともにタロン・ロボット(写真)を紹介した。全長約76センチで、上部にM249機関銃を取りつけたタロンは、2つのキャタピラーでカーペットの上を這い回った。
 米国防総省と防衛関連の請負業者は何年も前から、無人地上車両(UGV)に武器を持たせて戦場に送り込むというアイディアを検討してきた。タロンはこれまで主に爆弾除去に使われてきたUGVで、備えつけのロボットアームで不審な物体を取り上げ検査する。すでにイラクアフガニスタンで100台以上が稼働し、メーカーの米フォスター=ミラー社(本社マサチューセッツ州ウォルサム)にはそれとほぼ同数の発注が来ている。hotwired
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