過労死防止:医師の面接指導を義務付け 審議会が報告書
 労働政策審議会は27日、労働者の過労死・自殺防止策として医師による面接指導を企業に義務付けるよう労働安全衛生法の改正を求める報告書を尾辻秀久厚生労働相に提出した。厚労省は当初、時間外労働が月100時間を超えた労働者全員への面接指導を義務化する方針だったが、審議会で使用者側委員が反発し、労働者から申し出があった場合のみの義務化に後退した。同省は同法の改正案を来年の通常国会へ提出する。【大石雅康】毎日新聞 2004年12月27日 19時22分