千倉に一泊

少々咳が出ていたものの、そーい君はおおむね元気だった。大浴場に何度も入り、さほどの食欲ではなかったが、よく食べた。車中の乾燥芋は、すぐ「大」につながるので要注意だ。
「ジャー」は水一般に使うので、トイレも、風呂も、海もこれである。昨日はめぐがセラピーだったので、私とそーい君は海に行き、すかいらーくに行き、時間をつぶした。日の傾く寒い海で、砂に絵を画き、木の枝を海に投げ、遊んだ。波に吸い込まれていく木の枝にそーい君はバイバイしていた。浜を離れるときも、車の中で独り言で鳥や犬や「ジャー」にひとりでバイバイしていた。セラピーのお宅のお姉ちゃんとはうまくいかず、居心地が悪かったのだが、私はこの日のそーい君といえば、海のそーい君である。