西友、海外全取引先に行動規範・直輸入品のリスク軽減
 西友は2005年中に海外の全取引企業350社に対し、児童労働の禁止、環境に配慮した企業活動などの行動規範を盛り込んだ取引契約書(サプライヤー・アグリーメント)の締結を求める。直輸入商品の増加に伴うリスクを軽減し、筆頭株主の米ウォルマート・ストアーズと同水準の企業の社会的責任(CSR)基準を整備する。 取引契約書は「取引条件」と、取引先に求める「行動規範」で構成する。行動規範は8項目で、児童労働の禁止、人種・性別・宗教による差別の禁止、環境に配慮した企業活動などを盛り込んだ。衣料や住居用品などのプライベートブランド(PB)商品の生産を委託する海外メーカー全社、全工場に順守を求める。[7月15日/日本経済新聞 朝刊