カネボウ粉飾、経理幹部メモに「トップの指示」残る
 産業再生機構の支援下で経営再建中のカネボウを巡る粉飾決算疑惑で、同社の宮原卓元副社長(63)が不正な経理処理を指示した際のやり取りが、経理部幹部らのメモに残っていることが24日、分かった。経理操作前の正確な数字と粉飾額も記されていたという。旧経営陣の関与を裏付ける重要な証拠とされ、東京地検特捜部は任意提出を受けているもようだ。