楽天顧客情報流出、3万6000件確認・1万件にはカード情報
 インターネットの仮想商店街楽天市場」を利用した顧客情報の流出問題で、楽天は6日までに、約3万6000件の顧客情報が外部に流出したことを確認した。うち約1万件にはクレジットカード情報も含まれていた。懸念されていた大規模な個人情報の流出が初めて裏付けられた。
 カードの不正使用による詐欺などの二次被害は確認されていないという。被害相談を受けた警視庁は、不正アクセス禁止法違反や窃盗の疑いもあるとみて既に捜査を始めている。
 既に同社が確認した284件と同様、輸入雑貨販売会社「センターロード」(東京・足立)が同市場に出店する「AMC」の顧客だった。
[2005年8月7日/日本経済新聞 朝刊]