カネボウ粉飾 会計士の刑事責任検討へ 虚偽記載関与か
2005年09月11日03時27分

 カネボウの旧経営陣による粉飾決算事件で、東京地検特捜部は、会計監査を担当した中央青山監査法人(東京都)の複数の公認会計士らの刑事責任について検討を進める方針を固めた。特捜部は、会計士らが、カネボウ元社長の帆足隆被告(69)=証券取引法違反の罪で起訴=らが行った有価証券報告書の虚偽記載に関与した可能性があるとみており、関係者の供述などを精査し、検察庁内の協議を経て、近く結論を出す見通しだ。