中央青山に業務停止命令へ
4大監査法人で初めて
金融庁カネボウ粉飾で
 金融庁は9日、カネボウ粉飾決算事件に絡み、中央青山監査法人に新たな監査契約を禁止するなどの業務停止命令を出す方針を固めた。期間は1―2カ月とみられ、週内にも正式決定する。4大監査法人への業務停止処分は初めて。

 同庁は、中央青山所属の公認会計士粉飾決算に加担したのは、法人の内部管理体制に重大な不備があったためと判断した。同事件で起訴された会計士3人が担当していたカネボウ以外の一部企業の監査も停止対象にする見通し。3人の公認会計士登録は抹消される。

マックと契約延長せず
ディズニー、子ども肥満で
 【ロサンゼルス8日共同】8日付米紙ロサンゼルス・タイムズによると、米娯楽大手ウォルト・ディズニーは、ファストフード大手マクドナルドの子供向けおまけに認めてきたディズニー・キャラクターの使用についてマクドナルドとの契約を延長しないことを決めた。

 マクドナルドのハンバーガーやフライドポテトなどが深刻化する子どもの肥満の一因となっているとの批判を受けた形。米国では子どもの4割が太りすぎとされ、ファストフードや清涼飲料の子供向け販売への風当たりが強まっている。

 同紙によると、現行の契約でマクドナルドはディズニー・キャラクターの使用料として年間、約1億ドル(120億円)を支払っている。今回の決定で、マクドナルドによるディズニー・キャラクター使用は今夏公開の映画のキャンペーンが最後となる見通しだが、ディズニーランドなどテーマパークでの出店は続けられるという。