タイドに環境微生物を使った酵素

仕組みがよく分からんが、苛酷な環境にいる生物は特殊な酵素を出す。その酵素を洗剤に使い強い洗浄力を発揮させ、化学洗剤じゃないというわけだろうか。確かに子供の泥だらけの服は汚れが落ちないが、極限のバイオテクノロジーなど洗剤ごときに使うな。

バイオ企業に商業利用される『極限環境微生物』は誰のもの?AP通信
2004年6月25日 12:37pm PT  『極限環境微生物』と総称される微生物は、その名の通り極限環境で生きている――火山の噴火口、深海の熱水噴出孔、北極や南極付近の氷河、さらには『スーパーファンド法』(包括的環境対処補償責任法)で浄化の対象とされるような汚染の著しい区域など、地球上でも最も厳しい環境がこうした微生物の生息地だ。こうした微生物が過酷な環境で生きていけるのは遺伝上の特性によるものだが、このことがいくつかのバイオテクノロジー企業から注目を集めている。これらの企業は極限環境微生物の遺伝子を利用して、強力な酵素を大量に生産し、合成洗剤、洗浄用化学薬品、より効率の高いDNA識別システムに使おうと考えている。 略 ジェネンコア社は現時点で黒字化を達成している数少ないバイオ企業の1つで、2004年第1四半期には9400万ドルの売上、1300万ドルの利益をあげている。略 たとえば、ジェネンコア社は、微生物にアルカリへの耐性をもたらす遺伝子を特定し、衣類用の洗剤向けの酵素を作るのに利用している。そうした酵素の1つは衣類用の洗剤『タイド』に使われている。また、ジーンズの褪色加工に使われている酵素もある。[日本語版:長谷 睦/福岡洋一]hotwired