三菱重工:「ミサイル強度試験」実施せず
 防衛庁が発注して三菱重工業が開発中の88式地対艦誘導弾改良型システム(総予算約138億円)で、本来すべき強度試験を実施していなかったことが9日、明らかになった。内部告発に基づく調査過程で判明したが、防衛庁側も早期には不備を見抜けなかった。同庁は強度試験を再実施させるが、08年の装備化が遅れる恐れもあるという。略【滝野隆浩】毎日新聞 2004年8月9日 23時38分