チェイニー氏、討論会でURL違い 反ブッシュ・サイトへ 2004.10.07Web posted at: 16:09 JST - CNN/AP
5日夜の副大統領候補討論会でチェイニー氏は、かつて自分が最高経営責任者をつとめた石油関連事業ハリバートンによる様々な不法行為疑惑についてエドワーズ氏から攻撃された。反論したチェイニー氏は、「君のいう事実関係は間違っている。正しいデータは、このサイトにいけば載っている」と言い、ペンシルベニア大学が運営する超党派の中立サイト「www.FactCheck.org」に行くよう視聴者に促した。 問題はここでチェイニー氏が、「.org」ではなく、「www.FactCheck.com」とURLを間違って言ってしまったこと。「.com」のこのURLはケイマン諸島にある広告代理店のウエブページのものだった。 同社の弁護人ベリーヒル氏はAP通信に対し、討論会の直後からwww.FactCheck.com」のヒット数が毎秒100ヒットと膨れあがったため、同社はアクセスしてきた人々を別のサイトにリダイレクトすることにしたと説明。 リダイレクト先は、ブッシュ批判で有名な世界的投資家ジョージ・ソロス氏のサイト(www.georgesoros.com)だった。このサイトのトップには、「ブッシュ大統領を再選させてはならない理由」という見出しのほか、「ブッシュ大統領はわれわれの安全を脅かし、重要な権益を傷つけ、米国的価値を損ねている」というソロス氏のメッセージが掲載されている。 ベリーヒル弁護士は、ユーザーをソロス氏のサイトへ誘導したことについて、「自社サイトへの負荷を軽くすると共に、ある種の政治的立場を示すため」だとAP通信に話している。