明治安田、新たに不適切な保険金不払い90件発覚
 明治安田生命保険は5日、2月の行政処分の対象になった違法営業による保険金の不払いとは別に、不適切な保険金不払いが社内調査で新たに90件発覚したと発表した。最終的には1000件程度に上る公算もある。同社の違法行為の広がりが浮き彫りになったことで、生保全般への不信感につながる恐れもある。 例えば契約者が飲酒運転で死亡した場合、保険金の一部が下りない規定を乱用し、アルコールが微量でも一部保険金の支払いを拒否するケースがあった。また、医療保険では健康状態を少しでも正しく告知していないという告知義務違反を理由に、契約を一方的に解除した例もあった。 (22:57)