在職中死亡に3千万円 クボタ石綿禍補償「住民と落差」2005年09月15日07時54分
 アスベスト石綿)による健康被害問題で、大手機械メーカー「クボタ」(本社・大阪市)が従業員向けに定めている補償制度の詳細が14日、明らかになった。労災補償に同社独自の補償を上積みするもので、在職中に死亡した場合、従業員側に計3200万円を支払い、健康被害で退職した場合には65歳まで給与を出す。一方で同社は工場周辺住民の被害には1人200万円の見舞金を支払ったものの、因果関係は認めておらず、住民の支援団体は「社員補償の手厚さと落差が大きい。早急に住民も救済すべきだ」としている。