函館市、月内にもイオンに出店計画の中止要請へ
 国内最大手のスーパー、イオンが函館市郊外の西桔梗地区に道南初の大型ショッピングセンター(SC)の出店を計画している件で、同市は月内にも同社に対して出店計画を取りやめるよう要請する方針を固めた。地域の消費は低落傾向が続いており、出店すれば地域商業への打撃が大きいと判断した。ただ要請に法的根拠はなく、波紋を呼びそうだ。

 西桔梗地区の出店計画地はダイエー上磯店(北斗市)にほぼ隣接した約12万平方メートルの市街化調整区域。ポスフールが先に出店計画を表明。イオン(当時はジャスコ)は01年、出店を表明して競合した。その後、用地取得が難航し、ポスフールは計画を断念。同社と資本提携したイオンが計画を継続してきた。

 大型店の郊外出店を規制する改正都市計画法が来年秋に施行されるのを控え、地元経済界にはイオンが同法施行前に駆け込み出店する可能性があるとみて市に対策を求めていた。

コーラ禁止を解除 残留農薬問題でインド裁判所
2006.09.22
Web posted at: 16:33 JST

  • REUTERS

インド・コチ(ロイター) 米飲料大手コカコーラとペプシコーラの清涼飲料水から残留農薬が検出されたとのインド研究機関の報告を受け、同国南部ケララ州が両社製品の製造と販売を禁止していた問題で、同州の裁判所は22日、禁止を解除する決定を下した。

インドでは先月、ニューデリーの非政府組織(NGO)、科学環境センター(CSE)が、同国内で販売されている両社の清涼飲料水を検査した結果、基準を大幅に上回る農薬が含まれていることが判明したと発表。ケララ州の共産党政権が全面禁止に踏み切ったほか、6州が学校や病院周辺での販売を禁止するなどの措置を取った。

これに対し、両社は同州の裁判所に「製品の安全性は確認済みで、禁止措置は違法」との申し立てを行った。一方、州当局側は「消費者保護のために必要な措置」と主張していた。

コカコーラは「解除の決定を歓迎し、ただちに供給を再開する」との声明を発表した。