2006/12/18-07:43 イーライ・リリーが副作用「隠ぺい」=糖尿病を誘発の恐れ−米紙
【ニューヨーク16日時事】16日付のニューヨーク・タイムズ紙(早版)は、米製薬大手イーライ・リリーが主力商品の統合失調症治療薬「ジプレキサ」に糖尿病につながりかねない重大な副作用があることを認識していながら、約10年間にわたり公にしてこなかったと一面で報じた。

日興に課徴金5億円 05年3月期の利益水増し
 証券取引等監視委員会は18日、日興コーディアルグループに課徴金5億円を含む行政処分を出すよう金融庁に勧告することを決めた。同日中に正式発表する。
 日興コーディアルは傘下の投資会社による企業買収を利用し、2005年3月期連結決算に過大な利益を計上していた。金融庁、監視委は経営責任の明確化を求める方針。日興は経営首脳の退陣を迫られる可能性もある。
 日興も同日午後、有価証券報告書の訂正を発表する。これまでは「適正な会計処理だった」と主張してきたが、監視委の処分勧告が確実になったため、決算訂正に応じたとみられる。
 日興コーディアルグループの投資会社「日興プリンシパル・インベストメンツ」は特定目的会社(SPC)を使って、2004年8月に東証1部上場のコールセンター運営会社を買収した。その後、日興プリンシパルは、SPCとの間で、債券を使ったデリバティブ金融派生商品)の取引契約を結び、約140億円を利益として取り込んだ。SPC側にはほぼ同額の損失が生じたとみられているが、孫会社のSPCを連結決算から外していたため、利益だけが日興コーディアルの連結決算に反映されたという。