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石原産業、新たな不法投棄が発覚
2007年09月24日
 【名古屋】石原産業は、有害な産業廃棄物を愛知県瀬戸市に不法投棄していたことを明らかにした。05年8月に不法投棄の事実を知りながら放置した責任で、田村藤夫相談役、林英樹副社長、安藤正義顧問が20日付で辞任。その他4人の取締役を21日付で降格処分した。また近く不法投棄を主導した元取締役の佐藤驍氏らを津地方検察庁刑事告発する方針。
 同社の調べによると、不法投棄していたのは農薬原料の精製過程で発生する有害の大気汚染物質を含む有機物残さと、焼き石こうの混合物約257トン。04年11月から12月にかけ四日市工場から業者に委託し搬出、愛知県瀬戸市の2カ所に埋設。
 委託先は同社から土壌埋め戻し材「フェロシルト」を購入、転売していた業者。後にフェロシルトは有害物質を含むとして問題となった。同業者はフェロシルトと今回の不法投棄物をいっしょに埋め立てていた。